スパム対策をしてメールアドレスを公開する方法

避けておきたい:メールアドレスをそのまま掲載する書き方

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スパム対策方法を解説する前に、まずはメールアドレスをウェブ上に掲載する一般的な書き方をご紹介しておきます。下記のように記述していると、メールアドレス自動収集プログラムによって簡単に収集されてしまいます。このような書き方は避けておきましょう。

クリック可能なメールアドレスを掲載するHTMLソース例:

<a href="mailto:example@example.com">example@example.com</a>

他のウェブページへのリンクを作る際と同じ要領で、a要素のhref属性値に「mailto:」から始まる文字列を記述すると、メールアドレスへのリンクが作れます。上記のHTMLソースは、ブラウザ上では「example@example.com」のように表示されます。このリンクをクリックすると、たいていの環境ではインストールされているメーラ(=メール送受信ソフト)と連携して、指定のメールアドレスを宛先にした新規メール作成画面が開きます。

※このメールアドレスは、例示用のドメインexample.comを使った架空のメールアドレスです。

すぐにメールを送信できて便利だが、メールアドレスを自動収集されやすい
この書き方は、ウェブページ上から直接メールの新規作成画面を出せるため、閲覧者にとっては便利です。しかし、この方法でメールアドレスを公開すると、主に下記に示す2点の理由で簡単に収集されてしまい、大量の迷惑メールが届くようになってしまうでしょう。

  1. HTMLソース中にメールアドレスをそのまま掲載している。
  2. a要素のhref属性値に「mailto:」で始まる記述があるため、それに続く文字列がメールアドレスであると明示することになる。

上記の(1)だけでもメールアドレスの自動収集対象になりますが、さらに(2)がダメ押しになり、なおさら収集されやすくなっています。